Living in Peaceの難民プロジェクトでは、2023年10月中旬にミッションステートメント策定のための合宿を開催しました。本記事では、プロボノ集団であるLiving in Peaceでミッションステートメントを大切にしている背景や合宿の内容についてご紹介いたします。
【おさらい】Living in Peaceとは?
「社会のことも、私事(しごと)に」を合言葉に、すべてのメンバーが仕事などの本分を別に持ち、互いの時間を持ち寄って活動するプロボノ集団です。そのため人件費などが発生しないことで、いただいた寄付の96%(2020年実績)を事業運営に活用しています。
どうやって業務を進めているの?
Living in Peaceでは、各種ITツールを用いてリモートで業務を行っています。普段ビジネスに携わるメンバーが多く、オンライン中心でプロジェクトを進行することができるのはプロボノ集団ならではといえます。ただし会社とは違い業務に対して報酬は発生せず、組織も非常にフラットである点が特徴です。
ミッションステートメントの重要性
そんな組織体制においては、ミッションステートメントの策定がとても重要だと私たちは考えています。無償活動のフラットな組織であるからこそ、ルールを過度に策定することは好ましくなく、「利益」といった共通基準で意思決定を行うことはできません。
またスピード感と公平性やセンシティブさの両立が求められるため、共通の活動意義や価値観が、通常のビジネス以上に重要となるのです。
特にLiving in Peaceでは、メンバーの平均期間が3年弱とサイクルの早い組織であるため、ミッションステートメントには現存するメンバーの意思をできるだけ反映させることを大切にしています。
対面での合宿を実施する意義
今回はそんなLiving in Peaceの中でも、「難民プロジェクト」がチーム内のミッションステートメントを策定のための合宿を開催しました。重要なタスクであると同時に、一緒にプロジェクトを行うメンバー同士の結束を深め、日々の業務をモチベーション高く進めるためにも、普段のようなリモートではなく今回の合宿は対面形式で行われました。
*遠方や海外在住のメンバー、当日都合のつかないメンバーはオンラインでの参加によるハイブリッド開催です
今回の合宿のコンテンツ
難民プロジェクトのミッションステートメント策定
Living in Peace全体としてはミッションステートメントを持っているものの、難民プロジェクト個別にはまだ定められていませんでした。メンバーも年々増加しこのタイミングでの策定となり、飾りつけの言葉ではなくチームでの活動における土台となる理念の作成を目指しました。策定したミッションステートメントは今後の活動やホームページなどでも公開していく予定です。
メンバーのお互いについてもっと知る
オンライン中心で業務を行っており絶えず新たなメンバーが参加しているため、実はメンバー同士でも、普段の業務以上にはお互いのことを知らないケースが多々あります。今回はそんなメンバー同士でお互いのことを改めて知る良い機会となり、多様なバックグラウンドや興味関心をもつメンバー個々人を理解するだけでなく、各メンバーが活躍するさまざまな世界を垣間見ることができました。
メンバーがLiving in Peaceで実現したいことの共有
またNPOであるLiving in Peaceは、経営陣の意思を反映して事業を拡大する一般企業とは違い、参加するメンバーそれぞれの想いに基づいて進化していきます。各メンバーの実現したい内容をもとに、難民プロジェクトとして今後強化していく活動や新たに始める活動などさまざまなアイデアが生まれました。
【募集】一緒に国内の難民を支援してくれる仲間を求めています
Living in Peaceでは、一緒に活動してくださる仲間を常に募集しています。全員がプロボノかつフラットな組織であるため、新たに入ったメンバーでもプロジェクトに積極的に関与することが可能です。一緒に国内の難民を支援する取り組みを広げていきませんか?