Living in Peaceの「お金の教育事業」では、「社会的養護下の子どもが、今後の人生に必要なお金の知識を身に着けることにより、生まれ育った環境に関わらずもっと自由に生きる」というゴールを達成するために、お金の教育事業を行っています。
今回、第3回「家計簿をつけてみよう」の講座を開催いたしましたので、ご報告させていただきます。
講義の内容
多くの10代の若者は、一般的な生活費や高校卒業後の収入についてあまり知識がありません。特に児童養護施設で育つ子供たちは、日常生活に必要なものの多くが施設や寄付で提供されるため、一般家庭の子供たちよりも適切な金銭感覚を身につけにくい環境にあります。
施設にいる間は問題ありませんが、卒業後は自分でお金を管理する必要が出てきます。しかし、一部の子供たちはお金の使い方がうまくいかず、生活が困難になったり、大学を中退せざるを得なくなったりする場合があります。
この問題に取り組むため、Living in Peaceは「第3回 家計簿をつけてみよう〜毎月の支出を考える〜」という講座を開催しました。
講座では、卒業後の収入と支出を把握し、家計簿をつけることの重要性を学びました。金融庁の「家計管理シミュレーター」を使用して、実際にお金の出入りを体験しました。
https://www.fsa.go.jp/teach/simulation/household_spending.html
皆様のご支援のおかげで、子どもたちへの「お金の教育講座」を実施することができました。今後も活動への理解を深めていただけるよう努めてまいります。引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。