Living in Peaceの「お金の教育事業」では、「社会的養護下の子どもが、今後の人生に必要なお金の知識を身に着けることにより、生まれ育った環境に関わらずもっと自由に生きる」というゴールを達成するために、お金の教育事業を行っています。
第2回「困ったときの制度・相談先を知ろう!」を開催いたしましたので、ご報告いたします。
講座の内容
若者がトラブルに巻き込まれる背景として、成人になりたての若者は、契約に関する知識や経験がとぼしいこともあり、内容を理解せず、契約を結んでしまう傾向にあります。
未成年の場合は、親権者の同意なく結んだ契約は、原則、取り消すことができますが、成人になると同様の権利がなくなり、全ての契約に対して責任が生じるようになります。
そこで、今回の講座では、「政府広報オンラインサイト」に掲載されていた相談内容を参考に、どのような契約で問題が生じやすいか、また契約でトラブルにあったときに使えるサービスや社会保障について解説しました。
また、LIPメンバーの実体験をもとに、「クーリングオフ制度の活用」や「契約内容を確認することの大切さ」についても紹介しました。
私たちLIPメンバーも「お金のトラブル」にあっていることを知ってもらうことで、一人で悩まず、誰かに相談することの大切さを理解してもらえたのではないかと思います。
<子どもたちの感想> ※一部抜粋
- クレジット払い、どんな社会保障があるかなど、その対策方法を知りました
- 大変な状況になってもしかるべき場所に相談すれば解決できる
次回、第3回講座では、「家計簿をつけてみよう〜毎月の支出を考える〜」というテーマで学びます。
「家計簿」は、生活費のバランスを確認する基本ツールです。まずは、どのくらいの生活費がかかるのかを理解できるような講座を予定しています。
皆さまのご支援により、子どもたちへの「お金の教育講座」が開催できております。今後も、私たちの活動へ理解を深めていただけるよう努めてまいります。
引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。