Living in Peaceの「お金の教育事業」では、「社会的養護下の子どもが、今後の人生に必要なお金の知識を身に着けることにより、生まれ育った環境に関わらずもっと自由に生きる」というゴールを達成するために、お金の教育事業を行っています。
昨年度に続き、今年度も年間を通じた教育プログラム（全6回）を提供するにあたり、2024年5月21日、初回の講座「始業式＆お金の危ない罠」をオンラインにて３つの児童養護施設へ実施しました。
講座の内容
●始業式
全6回の講座概要や年間スケジュールを説明
●お金の危ない罠
・金利に関する話題やリボ払いの仕組み（クイズ形式）
・借金やリボ払いの注意点
・最近よく目にする「ダークパターン※」の具体例を解説
※事業者の利益を優先させるようにユーザーを意図的に誘導する表記やデザインのこと
参加したこどもたちの感想
・とてもわかりやすい説明でよかったです。将来自分が大人になったときのことを考えるとめちゃくちゃ不安なのでこの講義を通して、心配を減らしていきたいです。
・リボ払いなどの細かい事がいろいろ分かった。
・リボ払いの怖さや利息について、改めて学べて良かったです。まだ、分からないことが多いと思うので卒園までに覚えていきたいと思います。
今年度は、3施設から約20名の高校生が参加し、クイズなどにチャットを通して積極的に参加するなど、真剣に講義を受けている姿が印象的でした。
また、昨年に続き施設の先生方もご参加くださり、講義後に「ダークパターンの事例など、去年の講義からバージョンアップしているのが見受けられ、良かったです」といった嬉しいコメントをいただきました。
ただ、今回初めて「お金の教育講座」に参加する子どもたちもおり、少し難しかったという感想もありましたので、少しでも分かりやすく伝えられるよう、今後の講義を工夫していきます。
多くの皆様のご支援を賜り、今年度も無事にお金の教育講座「始業式＆お金の危ない罠」を開催できましたこと、心より感謝申し上げます。
「お金の教育事業」では、次月以降も子どもたちが施設を退所した後の生活を見据え、必要なお金の知識を講座の中で伝えていきたいと考えております。
引き続きご支援いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
