Living in Peaceの「お金の教育チーム」では、社会的養護下の子どもが、今後の人生に必要なお金の知識を身に着けることにより、生まれ育った環境に関わらずもっと自由に生きるというゴールを達成するために、お金の教育事業を行っています。
この度、Living inお金の教育チームは、お金の教育講座の第2回目を無事に開催することができました。
今回のテーマは「困ったときの制度・相談先を知ろう!」でした。
講座の内容
今回は、児童養護施設を卒業した後に生じる可能性のあるトラブルに対応できるよう、必要な制度や保障制度、相談先について、講義を行いました。
制度はたくさんありますが、それらを利用するためには、受け身でいては制度を利用することはできません。まずはどんな制度があるかを「知ること」が大切であり、必要な場合は、自分で申請することを伝えました。
この講座に参加したこどもたちは、様々な制度が存在することを初めて知る子もいれば、一部の制度に関してすでに授業で学んでいる子もいました。
アンケートの結果、内容がわかりやすかったという声が多く寄せられました。
<子どもたちからの感想> ※一部抜粋
・制度を知らないと社会に出たときに損をすることを知った。今のうちから制度を学んでおくことが重要だと思った。
・いろいろな相談場所があることを知ることができた。
・制度や頼ることの大切さ、年金や医療保険のお金を払う大切さを学んだ。
次回、第3回講座では、「お金を増やす仕組み(資産形成)を考えてみよう」というテーマで学びます。
近年、高校教育において金融教育が始まっており、資産について考えることの重要性が社会で認識されています。
内容は難しいかもしれませんが、子どもたちが自立する力を育てるためにも、適切な情報を提供し、学んでもらうことが重要です。
Living in Peaceの活動は、皆様からの寄附によって支えられています。これからも子どもたちのために最善を尽くしてまいりますので、引き続きのご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。