関西おしごとリップ
2023年度の第1回「おしごとリップ」を、5月14日(日)に生駒学園で開催致しました。
今年度は5月の講義は「製造業」。LIPメンバーの河阪さんが講師で、自身が勤務する家電業界で「新しい家電製品がいかに生まれるか」を、動画や経験を踏まえて説明してもらいました。昨年比7名増の13名の中高生(継続3名、初参加10名)に参加してもらいます。
ワークは「商品開発」体験でした。子どもたちは4グループに分かれ、LIPメンバーのサポートのもと、家電(スマホ、冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤー、テレビ)の中からテーマを選びます。そのうえで、普段使用する時に感じる不満からアイデアを考え、改良した新商品を発表しました。
子どもたちには、初回から難易度が高いのではないかと心配しましたが、LIPメンバーの想像を上回り、持ち運べる冷蔵庫やテレビを見ながら使える配線不要なドライヤーなど、多くのアイディアを出し合い、新しい家電開発につながる意見をまとめてくれました。
最後に、「アイディアで価値を生み出せ」という講師からのメッセージのなかで、自らのアイデアで社会を変えていく重要性と、「コミュニケーション」と「失敗を恐れずチャレンジする」ことがいかに大切かを熱弁してもらいました。
<子どもたちからの感想> ※一部抜粋
・アイディアを出すことは案外身近なんだと知って、楽しかったです!
・ものづくりにコミュニケーションが必要だというのは意外だった
・講師みたいにたくさん失敗して、より素晴らしいものを作り世界に広めたいと思った
今年度も、「おしごとリップ」を通して、子どもたちが様々なお仕事の世界を冒険できるよう、努めてまいりますので、引き続きのご支援・ご指導のほどよろしくお願い致します。
東京おしごとリップ
2023年度の第1回「おしごとリップ」を、5月28日(日)に、つくば愛児園とクリスマスヴィレッジの中高生17名を対象にオンラインで開催致しました。
今月は製造業をテーマに、LIPメンバーの安井さんが講師となり、特に開発職の仕事についてお話ししてもらいました。
開発職は、問題点を整理して、目的を達成する機能を考えることが重要です。
そこで、ワークでは、「月面で崖から落ちた宇宙飛行士を助けるロボット」を、まず状況を整理し、何が特に問題なのかを問いの形で設定してから、その問題解決ができるロボットがどんなものか考えてもらいました。下記のような様々なアイデアを検討してくれました。
・場所を特定しながら治療をするには?
→宇宙服が位置情報を発信するセンサー付きで、ボタンを押したら治療ができる
・どうやって助けてもらうか? →落ちたところからヘリコプターのような機械を飛ばす
→ロボットにアームをつけてクレーンのように引き上げる
最後は講師のキャリアについて話してもらいました。「最も大事なのは何を選択したかではなくて、自分が選択したことに対してベストを尽くすこと」というメッセージは、子どものみならず大人にも強く響くものでした。
<子どもたちからの感想> ※一部抜粋
・ワークで、ある問題を元にアイディアを考えていくのはとても楽しかったです。
・気になる事を沢山しらべ勉強をするといった言葉を深く受け止めました。
昨年以前からの継続参加の子どもが多く、より関係性を深めながら様々な仕事を知ってもらう機会を作ってまいります。引き続き温かいご支援・ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。