活動計算書
2015年度 活動計算書
※当法人は2015年7月期(当年度)より事業年度の末日を12月31日から7月31日に変更しています。
事業年度変更の経過期間となる当年度の財務情報につきましては、報告期間(2015年1月1日から2015年7月31日の7ヶ月間)が前年度と異なります。そのため前年比増減比率は、2014年12月期の情報を簡易的に7ヵ月分に補正し算出しております。
経常収益
当年度の経常収益は会計方針の変更による戻入益(注3)が発生したことにより、前年比282.2%増加いたしました。戻入益を除いた場合は主に受取寄付金の増加により5.1%増となりました。会計期間中のセミナー実施等が無かったため事業収益は9.3%減少いたしました。
こどもプロジェクト(旧教育プロジェクト)では寄付プログラムが堅調に成長し、2010年11月からスタートしたチャンスメーカープログラムの2015年7月末現在の累計寄付額は約3,600万円となりました。
経常費用
当年度の経常費用は前年比43.3%減少いたしました。会計方針の変更により施設宛寄付金支出の計上がなくなった影響を除いた場合、事業費は137.2%の増加、管理費は5.3%の増加でした。
マイクロファイナンスプロジェクトで会計期間中のセミナー実施が無かったため経費が減少した一方、後述のようにこどもプロジェクトにおける施設宛寄付金・奨学金の支払分が増加となりました。
なお、Living in Peaceは、他に本業を持つパートタイムメンバーの活動するNPO法人であり、支払給与は発生していないため、経常費用には人件費は一切計上されておりません。
皆さまの御支援を受けまして、今後も活動を継続してまいりますので、何卒宜しくお願いします。
注1: 貸借対照表・活動計算書の詳細につきましては、以下に添付のPDFをご覧ください。
注2: 活動計算書とは、NPO法人会計基準に基づき作成されるものであり、一般事業会社の損益計算書に相当するものです。
注3: Living in Peaceでは2015年7月期決算より、寄附金の会計処理を従前の積立金方式から指定正味財産方式へと変更いたしました。
寄付プログラム「Chance Maker (チャンスメーカー)」の過去実績
「Chance Maker」は個人からのクレジットカードによる定額の継続寄付を基本としており、2015年7月期には7,587千円の寄付金が集まりました。
一方、費用として、オンライン寄付決済システムに258千円が、また、クレジットカードの手数料として、235千円がかかりました。
また、個人からの定額継続寄付以外にも受け付けている寄付金があります。
銀行振込による寄付は、お申し出をいただいた方から単発でいただいている寄付金です。2015年7月期には513千円を寄付いただきました。
なお、認定NPO法人として継続するためには、適切な経理体制の維持が必要となっております。
このため、2012年度決算より、外部の会計事務所に業務委託を行っております。
顧問契約を結ぶ税理士に、2015年7月期には130千円の報酬を負担しました。
結果として、6年間で37,109千円の寄付金(寄付総額40,812千円、費用3,703千円)を社会的養護に関わる児童福祉施設等の支援のために集めることができました。
さらに、2015年に本格的に寄付の募集を始めた奨学金事業においては2年間で2,239千円の寄付金(寄付総額2,243千円、費用4千円)を集めることができました。
以上の受取寄付金を原資とし、2015年7月期は2つの児童養護施設へ合計3,423千円の寄付を行い、2名の奨学生に241千円の寄付を行いました。
なお、Living in Peaceは専任のスタッフを持たず全員がパートタイムで活動しているため、スタッフ給与やオフィスの固定費などは発生しません。
本件に関するお問い合せについては、kodomo@living-in-peace.org までご連絡ください。