2014年度 活動計算書

活動計算書

2014年度 活動計算書

経常収益

教育プロジェクト(現・こどもプロジェクト)で新たな取り組みとして若手ビジネスマンを対象としたセミナーを実施したものの、マイクロファイナンスプロジェクトのセミナー実施回数を削減したことで、事業収益は前年比53.5%減少いたしました。

また、教育プロジェクトで、チャンスメーカープログラムが堅調な成長を遂げたこと、及び、二つ目の寄附プログラムとして奨学生寄付金の募集が始まったことにより、受取寄付金が前年比41.2%増加いたしました。

2010年11月からスタートしたチャンスメーカープログラムは順調な伸びを示し、スタートから4年目になる2014年には、累計寄付額は約3,000万円となっております。

経常費用

前述の、教育プロジェクトにおけるチャンスメーカープログラムの受取寄付金の増加に伴い、施設宛寄付金支出積立金繰入額が前年比17.8%増加いたしました。

また、同じく教育プロジェクトにおける寄付金決済のシステム移行に伴う一時費用が発生いたしました。その他、前年と同様に、マイクロファイナンスプロジェクトにおけるセミナー関連経費や、教育プロジェクトにおける児童養護施設訪問費用は発生しましたが、その他事業費が前年比46.1%と増加いたしました。

なお、Living in Peaceは、他に本業を持つパートタイムメンバーの活動するNPO法人であり、支払給与は発生していないため、経常費用には人件費は一切計上されておりません。
 
皆さまの御支援を受けまして、今後も活動を継続してまいりますので、何卒宜しくお願いします。
 
注1: 貸借対照表・活動計算書の詳細につきましては、以下に添付のPDFをご覧ください。
注2: 活動計算書とは、NPO法人会計基準に基づき作成されるものであり、一般事業会社の損益計算書に相当するものです。

金額(単位:円)

寄附プログラム「Chance Maker (チャンスメーカー)」の過去実績

「Chance Maker」は個人からのクレジットカードによる定額の継続寄付を基本としており、2014年は11,175千円の寄付金が集まりました。
一方、費用として、オンライン寄付決済システムに291千円が、また、クレジットカードの手数料として、347千円がかかりました。なお、本年の一時費用として、決済会社変更一時手数料1,059千円の支出もありました。

また、個人からの定額継続寄付以外にも受け付けている寄付金があります。
銀行振込による寄付は、お申し出をいただいた方から単発でいただいている寄付金です。
2014年には3,224千円を寄付いただきました。
なお、認定NPO法人として継続するためには、適切な経理体制の維持が必要となっております。
このため、2012年度決算より、外部の会計事務所に業務委託を行っております。
顧問契約を結ぶ税理士に、2014年には168千円の報酬を負担しました。

結果として、5年間で29,635千円の寄付金(寄付総額32,710千円、費用3,075千円)を社会的養護に関わる児童福祉施設等支援のために集めることができました。

さらに、2015年に本格的に寄付の募集を始める奨学金事業に対して、2014年に1,165千円の単発寄付をいただきました。

なお、Living in Peaceは専任のスタッフを持たず全員がパートタイムで活動しているため、スタッフ給与やオフィスの固定費などは発生しません。

児童福祉施設関連受取寄付金
注1:
Living in Peaceの活動計算書においては、一般的な会計慣行に従い、法人口座入金のタイミングで寄付金収入を計上しておりますが、本表においては、寄付者様への課金のタイミングで寄付金収入を計上しております。このため、両者で寄付金収入の計上のタイミングが異なります。
 
Living in Peaceの活動計算書においては、一般的な会計慣行に従い、手数料控除後の最終的な入金額を寄付金収入として計上しておりますが、本表においては、手数料控除前の総額ベースで寄付金収入を計上しており、手数料相当額だけ金額が異なります。

注2:
各用語の意味は、以下のとおりです。
クレカ手数料:寄付金決済にクレジットカード会社を経由したときの手数料です。
銀行手数料:寄付金決済に銀行を経由したときの手数料です。
寄付決済会社手数料:寄付金決済システムを経由したときの手数料です。
税理士費用: 顧問契約を結ぶ税理士に支払う報酬です(認定NPO法人として継続するためには、適切な経理体制の維持が必要となっております。 このため、2012年度決算より、外部の会計事務所に業務委託を行っております)。

注3:
コスト率とは、年間の費用を寄付金で除した比率のことです。