こんにちは。Living in Peace (以下、LIP)難民プロジェクトです。
就職活動(以下就活)の柱となる企業分析(仕事分析)を知っていますか?企業分析は前の記事の自己分析と同様、日本の就活においてとても大切なものです。履歴書、エントリーシートの内容に深みを持たせるために、早めにスタートさせましょう。
◆企業分析のメリット
- 自分の興味のある分野をはっきりさせる事ができる。企業研究をきちんとすることで、自分が働きたい業界や会社をはっきりさせることができ、闇雲に採用試験を受けることを避けれます。
- 面接、エントリーシートに説得力を持たせることができる。エントリーシートでも面接でも、「競合他社ではなく、この会社がいい!」という理由を明確に説明できるようになります。
日本の主な業界はおおまかに次のようになっています。
◆企業分析の方法
企業が多くあり、分析なんて難しそう、何をしたらいいか分からないという方が多いと思います。そんな人に向けて、企業分析のステップを具体的に紹介します。
(1) 情報収集
1、企業のホームページ:会社の企業理念、概要を調べる
2、就職四季報 を使う: 就職四季報とは、就活に必要な企業情報を調べる事ができ、四季報という名の通り、年に4回出版されています。
企業の業績、競合他社との比較ができます。(インターネットや本屋で、買うことができます。)
3、就活サイトの活用
説明会情報、採用情報を見ましょう。
4、説明会に参加する
どの企業も自分たちが何を売りにしているのか説明してくれますし、何より企業の雰囲気がよくわかります。説明会に参加することは、就活では必須です。
以上の方法を使い、情報収集を行いましょう。
・情報をもとに自分で整理する【フォーマット】
以下の見本のフォーマットを参考にし、集めた情報を整理してみましょう。添付のフォーマットをぜひご活用ください!
(2) 情報収集のポイント
1、会社の企業理念
その会社が何をモットーにしているのか調べましょう。働き方のベースになります。
3、会社の地位、業績、実績
調べているが会社が業界内でどういう立ち位置であるのか? 個人(一般の人)にサービス・商品を提供しているのか? 会社や学校などにサービス・商品を提供しているのか?これからの社会で安定性があるのか?など、整理してみましょう。
4、会社の強み、弱み
その会社の売りを調べることはもちろん、弱い部分も知ることでより深く分析することができます。
5、企業の雰囲気
現在はオンラインで説明会を行う企業は多いと思いますが、そこで得た社員、企業の雰囲気を整理しましょう。ホームページもその会社の特徴がよく現れているので重要です。
6、仕事内容
応募する職種で何ができるか理解しておきましょう。
7、勤務形態、福利厚生
働くうえで重要なのが勤務形態です。日本の長時間労働を恐れる人は多いと思いますが、入社後のギャップに苦しまないように、よく把握しましょう。
※参考
【労働時間】
・原則1日8時間、週40時間
・残業:月45時間、年360時間、特別な事情があれば年720時間まで
・そのほか「裁量労働制」「フレックスタイム制」などがあります。
【お休み】
・法で定められたお休み:原則週1回(1日8時間労働とすると、年間休日は105日)
・土日祝日を含むお休みの会社の年間休日:120日前後。
・週休二日:絶対に週休が二日あるわけではない。
・完全週休二日:原則週休は二日ある。
・平均有給取得日数:どれだけ休みがとりやすいか参考になります。
8、平均年収
給料は仕事のモチベーションになりますね。
※ただし平均は新入社員、ベテラン社員を含む平均なので注意
9、生かせる資格、自分の強み
どんな資格がその企業で有利なのか把握し、間に合う人は早い段階で資格取得をしておきましょう。(日本語能力試験、TOEIC、自動車の免許)
自己分析を元にその企業で自分が何を生かせるか、自分のセールスポイントを理解しましょう。
◆ おまけ
面接の前に企業に関連するニュース記事などをピックアップし、スクラップするとその業界で何が起きているのか、タイムリーにわかるのでおすすめです。
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以上のことに注目しながら、企業分析をしていきましょう。企業分析をすればするほど面接で的確に質問に答えることができますし、何より、仕事を始めてからも多いに役立つでしょう。もう就活を始めている人も、これから始める人もやっていて損はないので、早速スタートしましょう!
次回も就活お役立ち情報を発信しますので。ぜひチェックしてください!
執筆:里見 春佳(Living in Peace)