8月28日(日)、2022年度第5回目の「おしごとリップ」を開催しました。
今回はコミュニケーションをテーマに取り上げ、15名の子どもたちが参加してくれました。参加する愛児園とクリスマスヴィレッジのこどもたちが同じグループになり、ワークに取り組むのは今年度初めての取り組みです。「話したことのない相手と共通点を見つけることが仲を深める手段の1つである」という気づきを提供したいという思いで企画しました。
今回のおしごとリップは、講義を行ったのち、「共通点探しゲーム」、「ITO」という2つのコミュニケーションゲームを行いました。
講義パートでは、多様性の時代で異なる価値観やスキルを持った人と一緒に働いたり、生活するときに有効な手段の1つとして、「自分と相手の共通点を見つける」方法を紹介しました。
共通点探しの3つのステップとして、「①自分のことを伝える」「②相手の話を聞く」「③同じ部分を見つけて言葉にする」ことを、前述のゲームとワークを通して、伝えました。
「共通点探しゲーム」では、「出題者がお題を出して、回答が同じとなる共通点をみつける」実践をしてもらいます。
例えば、「好きなゲーム」というお題で、回答が同じになった時に、フリートークが盛り上がりました。「ITO」はテレビ番組でも取り上げられていて、こどもたちにもなじみのあるボードゲームの一種です。(参照:https://arclightgames.jp/product/ito/)
お題に沿った回答をワクワクしながら考え、表現しており、回答を整理するときも、子どもたちが積極的に話しながら進めているのが印象的でした。
今回のコミュニケーションゲームでは、いつもの子どもたちと違った側面を見ることが出来ました。振り返りの感想で、子どもたちから以下のような感想を得られて、非常にうれしかったです。
◆参加したこどもたちの声
・クリスマスヴィレッジの人と関われてたのしかった。
・愛児園の人とワークが出来てたのしかった。
・もっと色んな人とも関わっていけたら良いと思った。
・初めての人とのコミュニケーションの仕方がわかった。
今回は、2つの施設の子どもたちがゲーム形式のワークを通して、交流をするという新しい試みを行いました。9月以降のおしごとリップでは、2つの施設のこどもたちが一緒のグループでワークに取り組み、おしごとリップの特徴でもある非認知能力をより育んでいけるようなコンテンツ作りに努めていきます。
今後も子どもたちの未来に繋がる貴重な機会を創出して参りたいと思いますので、引き続き、ご支援・ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。