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SDGs(エスディージーズ) 17の目標
2015年に国連総会で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)では17のゴールを掲げています。
みなさんは17つ全てを覚えていますか?
17つ全てを暗記するのは簡単ではありませんが、17の目標に大きな構造が存在することを理解すると覚えやすくなるかもしれません。ストックホルム・レジリエンス・センター所長であったヨハン・ロックストローム氏が「ウェディングケーキ」になぞらえて17のゴールの構造を説明しています。
「ウェディングケーキモデル」では17の目標を「環境(BIOSPHERE)」「社会(SOCIETY)」「経済(ECONOMY)」の三つに区分した上で、環境の上に社会があり社会の上に経済があると説明しています。
私たちができること
私たちLiving in Peaceは設立当初から途上国の「経済的な貧困」に着目して活動してきました。経済的に弱い立場の人に着目し小規模事業用の融資というソリューションを提供することを私たちの活動の軸にすえています。
SDGsの第一のゴールは「貧困をなくそう」ですが、このゴールが属するのは「社会」のレイヤーです。
私自身、これまでほとんど意識することがありませんでしたが、「貧困」という社会問題のベースには「環境」があります。海・陸・水・大気などの自然環境が健全な状態にあってはじめて人間の社会生活が成り立つということです。
農業、漁業、林業など自然の恵みを扱う産業では、自然環境の悪化が収入にダイレクトに影響することは容易に想像できますし、経済的な備えが十分でなければ豪雨や河川の氾濫、気温の上昇などの現象から生活を守ることが難しくなるでしょう。
これの関係を意識すると、「自然環境」を健全な状態に保つことが、「貧困」にアプローチする上でいかに重要か理解できると思います。
Living in Peace マイクロファイナンスプロジェクトでは、環境と貧困の問題への理解を深めるため内部の勉強会を開催することにしました。
調査と議論を通じてこれらの問題を私事(シゴト)として捉え、具体的なアクションを起こすための土壌を整えたいと考えています。
勉強会の様子は、ホームページやSNSなどで適宜発信していきます。
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