活動計算書
2013年度 活動計算書
経常収益
主にマイクロファイナンスプロジェクトのセミナー事業が堅調に推移したことと、提携先のミュージックセキュリティーズ株式会社からの受託業務が増加したことにより、事業収益が前年比46%増加いたしました。
2012年度より開催したセミナーである「マイクロファイナンス・トレーニングプログラム」については、引き続きご好評をいただいております。
このセミナーは、日本唯一の、投資対象をマイクロファイナンス機関としている実務に即したトレーニングプログラムです。その他にも、毎年定期的に開催しております「マイクロファイナンス・フォーラム」などのセミナーも開催いたしました。
また、主に教育プロジェクトのチャンスメーカープログラムが堅調な成長を遂げたことにより、受取寄付金が前年比97%増加いたしました。
2010年11月からスタートしたチャンスメーカープログラムは順調な伸びを示し、スタートから3年目になる2013年には、累計寄付額は2,000万円を突破いたしました。
経常費用
前述の、教育プロジェクトにおけるチャンスメーカープログラムの受取寄付金の増加に伴い、施設宛寄付金支出積立金繰入額が前年比95%増加いたしました。
また、前年と同様に、マイクロファイナンスプロジェクトにおけるセミナー関連経費や、教育プロジェクトにおける児童養護施設訪問費用は発生しましたが、その他事業費が前年比▲22%と微減でした。
なお、Living in Peaceは、他に本業を持つパートタイムメンバーの活動するNPO法人であり、支払給与は発生していないため、経常費用には人件費は一切計上されておりません。
皆さまの御支援を受けまして、今後も活動を継続してまいりますので、何卒宜しくお願いします。
注1: 貸借対照表・活動計算書の詳細につきましては、以下に添付のPDFをご覧ください。
注2: 活動計算書とは、NPO法人会計基準に基づき作成されるものであり、一般事業会社の損益計算書に相当するものです。
寄附プログラム「Chance Maker (チャンスメーカー)」の過去実績
「Chance Maker」は個人からのクレジットカードによる定額の継続寄付を基本としており、2010年は89,000円、2011年は1,583,000円、2012年は5,871,000円、2013年には9,216,000の寄付金が集まりました。一方、費用として、オンライン寄付決済システムであるCANPANシステムに、それぞれ9,059円、81,385円、183,840円、252,264円が、また、クレジットカードの手数料として、それぞれ2,848円、50,656円、187,882円、294,912円かかりました。
また、個人からの定額継続寄付以外にも受け付けている寄付金があります。銀行振込による寄付は、お申し出をいただいた方から単発でいただいている寄付金です。2010年には13,000円、2011年には89,812円、2012年には533,492円、2013年には1,746,035円を寄付いただきました。また、2011年にはオンライン寄付プラットフォームJust Giving(http://justgiving.jp/)を通じた寄付の試みを行い、264,840円の寄付金を受け取りました。また、その際に、システムの利用料として42,300円の費用がかかりました。なお、認定NPO法人として継続するためには、適切な経理体制の維持が必要となっております。このため、2012年度決算より、外部の会計事務所に業務委託を行っております。顧問契約を結ぶ税理士に、2013年には168,000円の報酬を支払いました。
結果として、4年間で18,119,293円の寄付金(寄付総額19,406,179円、費用1,286,886円)を児童養護施設支援のために集めることができました。
なお、Living in Peaceは専任のスタッフを持たず全員がパートタイムで活動しているため、スタッフ給与やオフィスの固定費などは発生しません。