2024年12月26日(木)、RHEP*で大学および大学院に通う学生に向けて就職に関するセミナーを、RHEPの奨学生が集まる会合の中で実施しました。
*RHEPとは・・・UNHCR難民高等教育プログラム(Refugee Higher Education Program – RHEP)は、社会経済的な理由で、日本の大学に通うことに困難を抱える難民のための奨学金制度です。(UNHCRホームぺージより)
今回は現地で約20名、オンラインで6名の学生が参加しました。自己紹介ゲームを通じて参加者間の交流を深め、それぞれの学校生活や就職活動の現状や来年の目標を共有した後、Living in Peace(以下「LIP」)のセミナーとして、将来的なキャリアを考える機会となるプログラムを実施しました。
まず、LIPから就職活動の基本やAIを活用した自己PR作成の例を紹介した後、来年から社会人になるRHEP奨学生のKさんが自身の経験談を語りました。Kさんは、就職活動にあたっては、将来のキャリアを見据えて技術を身に着けられる就職先を選んだことや、早期に就職活動の準備を始めた方が良いというアドバイスを共有しました。
その後4つのグループに分かれ、LIPの社会人メンバーから直接話を聞くグループセッションを行いました。4人のメンバー(IT、化学、ソーシャルベンチャー、外資系企業)が自身の職業や業界について説明するとともに、就職や転職に至る経緯や動機を共有しました。
参加者からは
「就職活動の時にどのように軸を考えていたか」「外資系特有の変化の速いカルチャーで、何か影響を受けたことはあるか」「日本語があまりできないので、就職先の選択の幅が狭いがどうしたらよいか」
などさまざまな質問が出て、LIPメンバーにとってもいろいろと考える貴重な機会となりました。
参加者アンケートの声
- 良い情報を得ることができて嬉しかったです。そして、簡単に教えてもらってわかりやすかったです。時間が短かったので悲しかったのですが、またこのようなイベントがあればぜひ呼んでほしいです。よろしくお願いします。ありがとうございます(大学1年生)。
- これから始まる就活についてまだ知らないことがたくさんあったことに驚きました。まさに“無知の知”。少し不安がやわらいだと思います(大学2年生)。
- 外資系の企業の話しを聞けて、海外の企業は社会に合わせてものすごいスピードで変化していくということを学ぶことがて良かったです(大学4年生)。
- 就活のシステムや流れなどを分かりやすく説明していただけて理解しやすかった。グループワークで各職種ごとに詳しい情報や就活する上での大切なことを学ぶことができたので非常に有意義な時間だった(大学2年生)。
LIPでは、こうした声を生かして、今後もより充実したセミナーを提供していきます。