2023年度の第2回「おしごとリップ」を、関西では6月18日、東京では6月25日に開催いたしました。6月の講義は、関西・関東ともに同じ内容での実施となります。今回の業界は「サービス業界」。LIPメンバーの三浦さんから、「看護師のお仕事」を通して、医療サービス業界についてお話いただきました。
三浦さんは看護師や花屋での勤務経験を活かしながら、現在はセラピストとして気持ちがしんどい方を支えるお仕事をしています。そうしたご自身のキャリアから、「いくつになってもやりたいことに挑戦できる!自分に何ができるか考えてみよう!やってみよう!」をキーワードに講義を行いました。
講義では、個別性を大切にしながら相手の立場に立ってサポートをすることの重要性についてお話しいただきました。ワークでは、その重要性を体験してもらおうということで、「看護計画の作成」にチャレンジしました。子どもたちはグループに分かれ、2つの症例(骨折・白血病)から1つの症例を選び、患者さんの困りそうなことやその時の気持ちを考え、グループで共有し簡易版の看護計画を作りました。
子どもたちは、「利き手が骨折しているとお箸が使いにくいから食べやすい食器を用意しよう!」、「不安な気持ちを和らげられるよう、いつでも看護師を呼んでもらいやすいようにしよう!」など、各々の目線と想像力で、LIPメンバーが驚くようなアイデアを沢山出してくれました。
最後に、三浦さんから看護師になるための進路情報や、ご自身のキャリア感や仕事観について、お話いただきました。
また、参加した子どもたちからは以下のようなコメントをもらっています。
<子どもたちからの感想> ※一部抜粋
・看護師の仕事は色々あって、きついだけじゃなく、やりがいがあり人と関われる魅力があるとわかりました。
・質問して答えてもらうだけでなく、患者さんが「話したい」と思ってもらえる人になりたいと思った。そのために人の気持ちを考えてあげること、共感できることが大切だと思った。
・看護師が患者一人一人に寄り添っている点が印象的だった。
今後も「おしごとリップ」を通して、子どもたちが様々なお仕事の世界を冒険できるよう、努めてまいりますので、引き続きのご支援・ご指導のほどよろしくお願いいたします。