2月26日(日)、2022年度最後の「おしごとリップ」を開催しました。今回もオンラインでの実施で、20人の子どもたちが参加してくれました!
最終回のテーマは「おしごとリップでの1年間を振り返ろう」「これからについて考えよう」の2軸。これに則って、子どもたち1人1人との面談および人生100年時代に向けた心構えについての講義を行いました。
※おしごとリップは1年間のプログラムを通じて自立に対して前向きな意欲を持てるよう設計しており、7つの業界を紹介する通常のプログラムで学んだことを振り返り、将来について話す面談回を9月と2月に実施しています。
面談では、おしごとリップの振り返りに始まり、将来やってみたい・興味のある仕事などの真面目なことから、学校での出来事や好きなゲーム・アイドルなどのラフなことまで、子どもたち1人1人に向き合い、様々なことを話しました。
話す中で、子どもたちが自らの考えや思いを言語化し、自身の将来を考えるきっかけを作れるように努めました。
講義では、人生100年時代に向けた心構えについて、2パートに分けて行いました。
1つ目のパートでは、100年前から現在までの世の中の移り変わりを見ながら、今後世の中に大きな影響を与えるであろうAIについて知り、それが及ぼす変化を考えてもらう講義を行いました。
AIが将来の私たちの生活に及ぼす変化は未だ計り知れず、大人でも頭を抱える問題ですが、子どもたちなりにAIとの向き合い方を考えている姿を見ながら、1年間のおしごとリップを通じた成長を強く感じました。
2つ目のパートでは、人生100年時代を生き抜く上で必要となる「無形資産」について考えてもらう講義を行いました。
これまで、おしごとリップで講師が伝えてくださったメッセージの中でも、この「無形資産」が大切だと伝えてくれていたことを意識しながら、その中で、最もイメージしにくいと思われる「変身資産」について、ワークを通じて考えるという構成で講義を行いました。
子どもたちからは、
・100年生きられる時代なので、色々なものが必要だということが分かった
・何事にも勇気をもって挑戦しようと思った
などの感想が上がってきました。
また、多くの子どもたちから、「来年も参加したい」との嬉しいコメントをいただき、プログラムを運営する側として、とても嬉しい気持ちになりました。
最後に、1年間おしごとリップを頑張った子どもたちをねぎらうための修了式を、ささやかですが執り行いました。
LIPからはオリジナルの修了証とLIPメンバーからのメッセージ、記念品を授与しました。
また、施設の自立支援コーディネーターの方からも子どもたち1人1人に手書きの手紙を送るなど、1年間を通じての子どもたちの成長を伝える場となりました。
この類のプログラムで学んだことを全て覚えておく、ということは子ども・大人を問わずとても困難で、学んだことの大部分はそのうち忘れてしまうようにも思います。
そんな中でも何か1つ、子どもたちの中に強く残ったものがあって、それが子どもたちの将来を少しでも豊かにしてくれればと願いながら、本記事を〆させていただきます。
今後も子どもたちの未来に繋がる貴重な機会を創出して参りますので、ご支援・ご指導のほど、引き続きよろしくお願い致します。