10月23日(日)、2022年度第6回目の「おしごとリップ」を開催しました。今回も9月に引き続き完全オンラインでの実施でした。(オフラインで子どもたちと会えない時間が続くので少し悲しいですT_T)
今月のテーマは「人材業界」。講師にはアデコ株式会社の宮岡さんをお迎えし、人材業界の仕事についての講義をしていただくとともに、仕事に対する価値観と子どもたちへのメッセージを語っていただきました。
講義パートでは、人材業界の中でも人材紹介と人材派遣にフォーカスして、これらの仕事の概要と果たす役割を話していただきました。また、具体的な業種として、キャリアアドバイザーの仕事に触れ、その仕事は、他者(求職者)の「好きなこと」「得意なこと」「生活・環境」を考え、提案する仕事であるという話もしていただきました。
ワークパートでは、実際にキャリアアドバイザーの仕事内容を体験しました。
まず、子どもたちに、講師側で用意した架空の相談者の過去・現在・未来の情報を基に、「好きなこと」「得意なこと」「環境・生活」を分析してもらいます。
次に、これらの要素がそれぞれ含まれた3つの仕事を提示し、その中からどの案件を相談者に紹介するのがよさそうか、分析結果を基に考えてもらいました。
また10月からは、非認知能力を伸ばす施策の一環として、「挑戦」をテーマに、グループワークのファシリテーションを経験してもらう取り組みをスタートしました。
とはいえ、いきなり全てをこなすのは難しいので、1回目となる今回は、ファシリテーションという役割を構成する要素の中でも、比較的取り組みやすいタイムキーパーに取り組んでもらいました。
ファシリテーションは大人にとっても簡単なことではないですが、今年度のおしごとリップ終了まであと4回、子どもたちにはぜひ頑張ってほしいです。
今回の講義・ワークでは、キャリアアドバイザーの仕事を通して、他者(求職者)の価値観を考えてもらいました。そんな講義の締めくくりには、講師からのメッセージとして、「自分の好き・得意をどんどん増やす」「すぐに見つからなくても大丈夫で、まずは行動することから始めるのが大事」ということを子どもたちに伝えていただきました。
ちょうど先月のおしごとリップで、自分のことを知るワークに取り組んだばかりなので、子どもたちにとって、伝わりやすいメッセージだったように思います。
今回のおしごとリップに参加した子どもたちからは、
「将来、自分の時間の3分の1を仕事につかうから、しっかり考えて仕事を決めたいと思った」
「やりたいことだけでは未来が成り立たないと分かった」
「好きなことや得意なことが両方自分に合っていれば、その仕事をやればいいと思った」
などの感想が挙がりました。
〈オンラインでの様子〉
今後も子どもたちの未来に繋がる貴重な機会を創出して参りますので、ご支援・ご指導のほど、引き続きよろしくお願い致します。